吉村昭の歴史小説の舞台を歩く

小説家 吉村昭さんの読書ファンの一人です。吉村昭さんの歴史記録文学の世界をご紹介します。   

2018-01-08から1日間の記事一覧

吉村昭 小説「生麦事件」から事件現場を追う

「江戸高輪にある薩摩藩下屋敷の生い茂った樹木から、蝉の声がしきりであった。」 の書き出しから始まる吉村昭の小説『生麦事件』。その事件は、文久2(1862)年9月14日、横浜郊外の生麦村で起こりました。薩摩藩、島津久光の大名行列に騎馬のイギリス人4人…