吉村昭の歴史小説の舞台を歩く

小説家 吉村昭さんの読書ファンの一人です。吉村昭さんの歴史記録文学の世界をご紹介します。   

吉村昭ゆかりの吉祥寺散歩

今回は、三鷹市吉村昭書斎ができたということで、吉村昭ゆかりの吉祥寺や井の頭公園を巡り、三鷹市吉村昭書斎をご紹介したいと思います。

渋谷駅から京王線吉祥寺駅にやってきました。

ここは、駅前のハーモニカ横丁です。ここに吉村昭が締めに食べていた中華があると聞いてやってきました。

「餃子みんみん」というお店です。とても人気のお店で、午後2時にもかかわらず、20分ほど待ちました。

ここの一押しは、餃子とあさりチャーハンです。ちなみに吉村昭は餃子と味噌ラーメンを食べていたようです。

吉祥寺から井の頭公園に向かいます。とてもオシャレな通りで、歩くだけでも楽しいです。

この通りには、津村節子さんがエッセイで書いていた「いせや」の公園店があります。

桜は昨日の雨風でどうかと心配していましたが、見事に満開でした。

途中のお店で缶ビールを買っていました。一人でお花見で「乾杯」です。

井の頭公園にある弁天様です。ここにも吉村昭はよく足を運びました。

公園を出て、「井の頭公園駅」を目指します。そこから線路に沿って200メートルほどで「三鷹市吉村昭書斎」があります。

吉村昭の関係資料館は2つ目ですね。一つは荒川区にある「吉村昭記念文学館」で、それに次いで2つ目なんです。多くの方に愛されている証拠ですね。

施設は無料で入ることができる交流棟と吉村昭の自宅にあった書斎を移築した書斎棟があります。こちらは100円に入場料で見学することができます。

使われていたままの感じがしていて、向こうから吉村昭が現れてくるような感じがします。

交流棟では、吉村昭の著書や、奥様の津村節子さんの著書が自由に読むことができます。

このブログでも取り上げました谷口桂子さんの「吉村昭津村節子 波瀾万丈おしどり夫婦」の著書も並んでいます。ぜひ、ご覧くださいね。 

井の頭公園駅」から「吉祥寺駅」に一駅乗り、最後の目的地で締めの一杯飲みたいと思います。その前に吉祥寺界隈をぶらり散策します。

このお店は、オシャレな器やアンティーク家具のお店です。こうしたお店がいくつもあって、歩くだけでも楽しいですよ。

雑貨屋の2階の「あぶり処 武蔵」が目的の居酒屋です。

このお店は、吉村昭のエッセイ「縁起のいい客」の「貧乏神」に出てくる「M」なんです。

今回は、炙りではなく、お刺身をいただきました。とても新鮮で美味しかったです。

先ほど、書斎でいただいたパンフレットを見ながら、至福のひと時を満喫しました。

皆さんも吉祥寺と井の頭公園を散策してみてはいかかでしょうか。吉村昭さんが愛した街の雰囲気に浸れますよ。

最後までお読みいただきありがとうございました。YouTubeもつくりましたのでご覧ください。

https://m.youtube.com/watch?v=4q2XnYX8STA